誕生日カードのタイトルやお店のポップ作りなどで活躍する「影文字」、たった3ステップを抑えるだけでササッと描けちゃいます!
テキトーにやってもある程度の見栄えはしますが、実はちゃんとしたルールがあるんです!今回はデザイナーの目線から解説していきたいと思います。
目次
1.「光と影」立体を理解しよう!
2.実践!3ステップで解説!
3.応用編
1.「光と影」立体を理解しよう!
文字に影をつけると言っても、そもそも影は3次元の立体にしか発生しない現象です。文字を平面で捉えるのではなく、立体で考える必要があります。
今回は分かりやすく、照明(光源)を正方形の左下側に設置し、奥行きが出るようにしました。
また、今回はパース(遠近法)は考えないものとします。
これを四角形ではなく、文字に置き換えるだけの作業です♪
2.実践
では早速、影文字を描いてみましょう。
先程の四角形と考え方は同じですが、より初心者の方にも分かりやすいように、
3つのステップに分けて解説してみたいと思います。
練習はアルファベットの “L” です。
①.角度と長さを決めましょう
「右上」「左上」「右下」「左下」この4つからお好みの方向を選び、長さを決めましょう。
今回はあくまでも読んでもらう”文字”なので、長さはあまり長く無い方が読みやすいですよ。(つまり奥行きが短い方が読みやすいということ。)
②.文字の頂点から奥行きの線を引きます
全ての頂点から、同じ長さ、同じ角度に線を引きましょう。
この角度がずれたり、長さが適当だと美しい影文字にはなりません。
③.斜めに引いた線の頂点を繋げます
簡単ですね。繋げるだけです。
そして、塗りつぶしたら完成!
3.応用編
練習した「L」の文字は直線だけでできていて、さらに水平垂直方向の線だけで構成されているので簡単でした。ここからは「斜めの直線」「曲線」「別角度」を見てみましょう。
ただし、書き方は全て一緒です!3ステップを踏むだけ!
慣れてきたらスラスラと描けるようになるでしょう。
斜めの線がある「X」
曲線が絡む文字「文」
曲線(頂点がない)&別の角度「O」
アルファベットの「O」など、丸に近いものを書く場合、頂点や角がなくて困ってしまうかもしれませんが、焦らないで。
結局、曲線というのは無数の頂点の集まりです。沢山補助線を引いてあげましょう。